はじめよう!一輪車

一輪車の練習場所

練習場所は、凸凹のない平らなところを選びましょう。コンクリート、アスファルト、体育館、固い土などが最適です。小石や凸凹のある路面、やわらかい土の上では練習の成果が上がりません。そして、横に手すりのようなものがある場所を探しましょう。鉄棒のようにしっかり掴めるところがよく、ムネの高さの手すりが最適です。

一輪車に乗る前に

タイヤの空気圧のチェック

タイヤの空気は、少し多めに入れましょう。

サドルの高さをチェック

一輪車を体の前で持った時、サドルがおへその高さ位になるように合わせて下さい。

乗った時には、ペダルを上下の位置にし、下のペダルにかけた足が伸びた状態で、膝にやや余裕が出来るようにしましょう。

初めの練習方法

補助者の手か手すりに掴まり一輪車に乗ってみましょう。左右どちらかのペダルが真下よりも手前の位置にする。サドルをまたいでからペダルに足をかけます。

ペダルにかけた足を下に踏込み体全体を一輪車の上にのせましょう。

両足がペダルにのったら、ペダルを水平位置にし、いったん停止します。背筋を伸ばして前方を見るようにしましょう。

補助者の手(手すり)を掴みながら、ペダルを半回転前進させましょう。足の前後を入れ換えるようになります。水平位置で再度姿勢を整えたら、半回転の動作を繰り返します。

注意

  • 背筋を伸ばしましょう
  • 視線は真っ直ぐ前にして、下を向かないようにしましょう
  • 肩の力を抜いて、サドルに腰をかけましょう。
  • これは、前後のバランスを覚える基本となる練習です。補助者が1人でも、勢いよく水平から水平へと、いったん停止しながら進めるようになるまで練習を繰り返しましょう。(右図「水平から水平へ」参照)
  • 半回転に慣れてきたら、1回転、連続回転と進んでみましょう。

水平から水平へ

 

練習時間の目安

練習場所の条件にもよりますが、小学生は3~4時間(3~4日)、大人で6~7時間(1週間)、60歳以上の方でも約1ヵ月の練習で乗れるようになります。
手すりにつかまって、毎日1時間くらい練習すると良いでしょう。

効率良く練習する為に、日本一輪車協会では「安全な乗り方と練習法」の解説したDVDを発行しております。
教材:「楽しい一輪車 安全な練習方法といろいろな乗り方」(600円)は、03(6458)8131へお問い合わせください。

一輪車の誕生

一輪車は明治43年アメリカの曲芸師によって、日本に初めて紹介され、サーカスの代表的な出し物として扱われ、人並みはずれた軽業的な技能と巧緻性が無ければ乗れないものとされていた。昭和41年、当時の国立競技場理事長・前田充眀氏(元・(社)日本一輪車協会会長)が、ある時競技場の庭で楽しそうにスイスイと一輪車に乗っていた少女を見かけ、「これこそ楽しく美しく、また健康的なスポーツだ、一輪車を日本中に広めよう」と考え、後に城西大学で斉藤保夫教授のもとに、正科体育に取り入れられたのが、スポーツとしての一輪車の始まりである。

昭和53年10月、一輪車愛好者の任意団体として「日本一輪車クラブ」を設立し、後に「日本一輪車協会」と名を改め、乗り方指導書をつくり、一輪車講習会や一輪車競技大会を開催し、機関紙の発行等による普及活動を開始した。

特徴

  • 一輪車は、運動神経の良し悪し、年齢・性別を問わず、誰でも楽しめる乗りものです。
  • 乗れた時の出来た喜び・成就感を幼少時に体験することは、子ども達をスポーツ好きにし、チャレンジ精神をかきたてます。
  • 遊びながら身のこなしを良くし、平衡感覚・反射神経・敏捷性・集中力を養うことが出来ます。

教育的効果

一輪車の教育的効果として、身体の調整力・巧緻性の養成はもとより、

  1. やる気、意欲を生み出す
  2. 視る目と心を育てる
  3. 道徳的心情を躍動させる
  4. 体力・運動技能を育てる
  教材名 特長 発行等 購入方法
◆安全な練習方法といろいろな乗り方(DVD)
@1080円(税込)
初めて一輪車を練習する際、指導の際にも役立ちます。 制作・発行:(公社)日本一輪車協会 当会へお申込下さい
03-6458-8131
メール
◆小学校における一輪車技術認定と上級演技事例(DVD)
@3,240円(税込)
小学生に適切な難易度の技術基準を設定し、練習の目当てを示します。
より上級に挑戦して行くうち、演技をする為の基礎が身につきます。巻末には競技会での模範的な演技や、直ぐに出来て楽しめるフォークダンスを収録。運動会や発表会で一輪車を活用する場が広がります。
発行:(公社)日本一輪車協会 当会へお申込下さい。
03-6458-8131
メール
◆できたよ一輪車(本)
@1,500円+税
基本の乗り方から、色々な技を解説。ポイント解説とチェックリストによって日記のように日々の進歩を確認出来るのも特徴。 監修:(公社)日本一輪車協会
編集:ベースボールマガジン社
ベースボールマガジン社へお問合せ下さい。
◆一輪車にのろう(全3巻)
①一輪車 はじめてのれた!2,500円+税
②一輪車 こんなのりかたできるかな?2,500円+税
③一輪車 みんなでおどろう!2,500円+税
イラストと写真で解りやすく解説。
指導者向けアドバイスも充実。
発行:国土社 国土社へお問合せ下さい。

一輪車が補助なしで乗れるようになったら、次は何をすればいいの?と疑問を抱くと思います。そこで次に練習する課題をレベル順に並べております。
表を参考に、指導の目安や学校独自の認定会を開催してみて下さい。全体の乗車レベルが上がります。

ワッペン 判定基準 アドバイス
10級
補助なし乗車

何もつかまらずに乗車し、20m以上前進
補助なし乗車の方法は自由。 下を向かずに背筋を伸ばして、肩の力を抜きましょう。
9級
円周前進

直径10mの円に沿って、左回り、右回り各1周
円の外側に沿って走行、線を踏んだりフラついたら不合格。 太腿でサドルをはさむようにすると安定します。
8級
8の字前進

直径3mの円を2つ合わせた8の字に沿って、前進で一周以上走行
円の内側に沿って走行、線をはみ出したりフラついたら不合格。 肩を内側にひねるとスムーズに曲がれます。
7級
50mスプリント

50mの直線を計測
16インチ・・・17秒以内/20インチ・・・13秒以内
スタートは乗車して構え、ポール等につかまり一旦静止
フライングに注意してスタートしましょう。
6級
アイドリング

左右どちらかの足を軸にして10往復以上
体の向きやリズムが一定であること。ギクシャクしたら不合格。 頭を中心に振り子になったつもりで。膝が痛い時はサドルが低すぎます。
5級
バック直進

何もつかまらずに前進からバックに切換えて、20m以上走行
降車は、一度前進に戻ってから後方降車 うしろを良く見てから乗りましょう。スピードが出過ぎないように注意しましょう。
5級
片足アイドリング

左右どちらかの足を軸にして10往復以上
体の向きやリズムが一定であること。 外した方の足は、ホークの肩にのせると安定します。
4級
片足走行

左右どちらかの足で、20m以上片足走行
片足アイドリング又は両足走行から片足走行へ移行 ペダルが真下にくる直前に力を抜いて、足を引き上げるくらいのつもりで、ペダルが上がってくるのを邪魔しないようにします。
4級
横乗り乗車

左右どちらかの足を軸に行い、アイドリングか前進に移る
3回のうち、2回以上成功で合格。 サドルを持った腕が伸びきるまで車体を傾けると、美しく乗りやすい。慌てずに優雅に乗りましょう。
3級
連続スピン(3回転)

直径1m以内で3回転以上連続してスピン
助走として渦巻き走行から入っても良い。円からはみ出すと不合格。 外側の膝を内側に向けるようにしてみましょう。
3級
蹴りあげ乗車

左右どちらかの足を軸に、蹴り上げ乗車しアイドリングに移る。
3回のうち、2回以上成功で合格。 サドルがお尻の下にくるまで足で運びましょう。
2級
連続スピン(10回転)

直径1m以内で10回転以上連続スピン
助走として渦巻き走行から入っても良い。円からはみ出すと不合格。 外側の膝を内側に向けるようにしてみましょう。
2級
8の字走行

直径3mの円を2つ合わせた8の字い沿って、片足で一周以上走行
円の内側に沿って走行、線をはみ出したりフラつくと不合格。 体重を完全にサドルにかけ、車輪をムラなく回します。
1級
50mスプリント(2)

50mの直線を計測
16インチ・・・15秒以内/20インチ・・・11秒以内
スタートは乗車して構え、ポール等につかまり一旦静止
タイム向上の鍵はスタートダッシュです。